仔犬のしつけの前に

 可愛いワンちゃんを迎えたら、一緒にたくさん遊びたいし、お散歩にも行きたい!でも、その前にトイレのしつけをしなくちゃ、人に噛みつかないようにしつけをしなきゃ…と、仔犬さんを迎えた飼い主様は考えなくちゃいけないことが沢山あります。

具体的なしつけの方法は、世の中にたくさん溢れています。どの方法は間違っているとか、どの方法が正解か、ということはなく、ワンちゃんそれぞれにぴったり合った方法を見つければ、すくすくと良い子に育ちます。

 ここでは、具体的なしつけの方法ではなく、しつけを教える時に役立つ方法やグッズをご紹介したいと思います。

①ワンちゃんと信頼関係を築くための「タイトハグ」

 飼い主様の左手で、ワンちゃんの首から頭にかけて固定します。そして右手でワンちゃんの体を抱きかかえます。この時、しっかりとワンちゃんの体を飼い主様の体に密着させます。

最初は嫌がるかも知れません。ですが、嫌なことを受け入れる練習にもなりますので、少し嫌がってもそのまま抱き続けて下さい。

 すると徐々に暴れなくなり、ワンちゃんによっては安心したようにウトウトし始めます。

 このタイトハグを練習して飼い主様が出来るようになると、ワンちゃんは「この飼い主がいつも守ってくれるんだ」と飼い主様を信頼するようになります。この信頼関係が生まれると、無駄吠えや咬みつきなどの問題行動を治すのに、とても役立ちます。

 なぜなら、ワンちゃんは信頼する人の言うことならちゃんと聞きますが、信頼できない人の言うことは聞かないからです。

 このタイトハグは、飼い主様も練習しなければ出来るようになりません。お互いが信頼し合うために重要なことですので、最初にうまく出来なくても頑張ってみて下さい。
また当院にご相談いただければスタッフがお教え致します。

②知育玩具

 ワンちゃんの「何かを噛みたい」欲求を満たし、そして頭を使わせて遊ばせるオモチャを知育玩具(ちいくがんぐ)と言います。

この写真のようなオモチャを見たことはありますか?

これはとても有名なゴム製のオモチャです。中はトンネル状になっていて、上下でつながっています。
このオモチャの中に、ドッグフードやワンちゃんが好きなおやつを入れます。

 ワンちゃんはフードやおやつを食べようと、一生懸命噛んだり舐めたりします。それを続けるうちにアゴが疲れてきますし、お腹も満たされます。それによって家具を噛んだりしなくなります。

 「でも、うちの子はこのオモチャが好きではないの。」という飼い主様がいらっしゃるとしたら、それはその子が好きなオヤツを利用していないことが原因かも知れません。好きな物が詰められていなければ、興味を示すはずもありません。

好きな食べ物やおやつはワンちゃんによって違いますので、ドライフードだけでなく、ふやかしたドライフードやウェットフードを凍らせたものを入れてみたり、専用のペースト状おやつを詰めてみましょう。

 特にペーストはオモチャの内側にこびりつきますので、それを舐めようとワンちゃんが頑張ると時間もかかり、ほどよくアゴも疲れて、なおかつ美味しいので、ワンちゃんにとって楽しい遊びとなるでしょう。

 知育玩具には、様々なタイプがあります。転がすとポロポロとおやつが出てくるタイプでは、「どうやったらおやつを食べられるか?」を考えながら遊びますので、ワンちゃんの考える力を育てられます。

 仔犬のうちは皆とっても良い子です。いたずらもしません。でも、大好きな食べ物(おやつ)をもらえず、オモチャの遊び方を教えてもらえずに育ったワンちゃんたちは、5か月を過ぎる頃から問題行動を起こし始めます。飼い主様に咬みついたり、音や人や犬に対して吠えまくってしまったり。そうなり始めたら、人と暮らす上でのルールを教えてあげる必要があります。
 ルールを教える時に非常に役立つのが、飼い主様とワンちゃんの間にある信頼関係です。そしてワンちゃんに退屈させないことです。飼い主様と一緒に遊ぶだけでなく、ワンちゃんがきちんと一人遊びも出来るように、「考えさせるおもちゃ」での遊び方を仔犬のうちに教えてあげましょう。

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