口臭について

口臭について

ご質問:「うちのコ、口が臭い!!何かの病気かしら??」

 可愛い猫を抱っこしたら…口臭が…。車に乗って一緒にお出かけしようと思ったら、車内でワンちゃんのハーハーする息が臭くて…まいった…。そんな経験、ありませんか?

 一緒に暮らすペットの口臭は、飼い主様が最もよく気になる、そして見つけやすい病気のサインと言えます。ペットの口臭は、おおまかには2つの原因が考えられます。

口臭の原因

①口の中のトラブルによる口臭
 ペット達の寿命が長くなるにつれ、口の中のトラブルが以前よりも問題視されるようになってきました。しかしペットの口の中のトラブルは人間とは異なり、虫歯はほとんど発生しないと言われています。なぜなら、人間の口の中は弱酸性であり、‘虫歯菌’が増殖しやすい環境である一方、犬や猫の口の中は弱アルカリ性のため‘虫歯菌’は増殖できず、その代りに歯周病を引き起こす菌が増殖しやすい環境になっているからです。

 歯周病菌の増殖とともに、歯垢が歯石に変化し、歯にがっちりと付着した状態になります。その歯石は細菌の塊ですので、非常に強い悪臭をはなち、「うちのコ、口が臭い!」の原因になります。

②内臓の病気による口臭
 人間で、「肝臓が悪いと口が臭くなる」や「腎臓が悪いと口が臭くなる」と言われることがあります。犬や猫も同様で、末期の肝臓病や腎臓病の動物は口臭が強くなることがあります。また、様々な要因でペットが脱水状態にあると口が臭くなることがあります。

 内臓疾患による口臭がある場合には全身の状態も悪いことが多く、毛並みが悪かったり、慢性的に食欲が落ちていたりします。その場合には血液検査や他の検査を組み合わせて原因を突き止めて、原因疾患を治療しなければ口臭が治まることはありません。


口臭のない健康な状態

歯石が付着し口臭がある

「口が臭い!」と感じたら

★まずは病院でチェックしましょう!
 「口が臭い!」と思ったら、まずは動物病院を受診する必要があります。気になる口臭の原因が内臓によるものなのかどうかは、ペットの食欲元気、毛づやの状態や、場合によっては血液検査、レントゲン検査、超音波検査などで調べる必要があるでしょう。そして口の中の状態、最終的に歯の状態を調べるのであれば、入念な診察とレントゲン検査が必要になります。

★口臭の原因が、歯垢・歯石など口のトラブルによるものだったら。
 もし原因が、内臓疾患ではなく口のトラブルによるものであれば、これは治療により良くなる可能性が非常に高いと言えます。そしてペットの口臭の原因のほとんどは、口のトラブルによるものなのです。

 歯に歯石が少量付着している程度で歯肉炎も軽度であれば、毎日の歯みがきや乳酸菌のサプリメントなどで歯肉炎の進行を抑え、口臭を軽くすることが出来ます。しかし歯肉炎が重度で、歯石もかなりの量が歯に付着している場合には、超音波スケーラーにより歯石を粉砕して除去する処置が必要になります。きちんと処置をすれば、歯周ポケットに潜んでいる歯石も除去することができ、ひどい口臭もほとんど気にならなくなります。

 歯石をきちんと除去できれば、その後のケアは比較的簡単に出来ます。綺麗にした歯にふたたび歯石が付かないように、歯みがきシート、歯みがきブラシ、歯みがきペーストを使用することで、口の中の環境を整えやすくなるのです。

 歯周病を引き起こす細菌を増殖させないように、歯みがきだけでなく、サプリメントや水に混ぜる液体など、様々なグッズを使ってペットの「口が臭い!」に対処していきましょう。


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