犬と猫の歯科コラム

乳歯が抜けない?-乳歯遺残-

 犬も猫も私たち人と同じように成長とともに乳歯から永久歯へ生え替わりをします。
歯の生え替わりの時期には個体差がありますが、およそ生後5か月から永久歯が生え始め、それと同時に乳歯が抜け始めます。そして生後7か月で永久歯が生えそろいます。ところが、永久歯が生えた後も乳歯が抜けずに残ったままになってしまうことがあり、これを「乳歯遺残」といいます。


① 乳歯遺残の原因は?

 乳歯遺残が起こる直接的な原因については、残念ながら現時点では明らかになっていません。トイプードル、ポメラニアン、マルチーズ、チワワなどの小型犬種に多く発生します。犬に比べ猫での発生は少ないとされています。

② 乳歯遺残を放置してはダメ?

 抜けずに残ってしまった乳歯は、抜く必要があります。なぜなら、乳歯遺残をそのままにしておくと、永久歯と乳歯の間に食べかすや毛が挟まり、歯垢・歯石が付着しやすくなります。歯垢の付着により歯周病が起こり、痛くなったり、歯がぐらぐらしたりすることもあります。

また、永久歯が本来の位置に生えることができないため、咬み合わせが悪くなります(不整咬合)。その場合、位置のずれた歯が上あごや下あごにあたってしまい、噛むたびに痛みを生じることもあります。

③ 治療法は?

 全身麻酔をかけて、抜けずに残った乳歯を抜歯します。乳歯抜歯は、避妊手術や去勢手術と同時に行うことも可能です。抜歯の時期が遅れると、たとえ抜歯をしても永久歯が本来の位置に生えないことがあるため、早い段階での処置をおすすめします。

④ 予防法は?

 残念ながら乳歯遺残の予防法はありません。早期発見、早期治療が最も大切です。

特に、小型犬の子犬を迎えたら、歯の生え替わりに注意しましょう!当院では歯が生え替わる、生後6か月の頃に病院で歯の診察を受けられることをおすすめしています。

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