よくある健康相談(犬・猫編)

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ホルネル症候群について

ご質問:「下まぶたが垂れ下がっている」「目が奥にひっこんでみえる」「目が変な方向を向いているみたい」「瞳孔が小さくなっている・・・」これは病気ですか?

 ある日突然、ペットの眼が変な方向を向いていたら、それはホルネル症候群かもしれません。

ホルネル症候群とは

●どんな病気?
 眼と脳をつなぐ神経のうち一部は脳から脊髄へと下り、胸から出て首をさかのぼり、再び頭を通って眼に到達します。この神経(交感神経)がどこかで障害されることによって、まぶたが垂れさがったり、目が奥に引っ込んだりする、ホルネル症候群が起こります。

●症状は?
・まぶたが垂れ下がる
・目が奥に引っ込む
・瞳孔が小さくなる
・瞬膜が飛び出ている
 ホルネル症候群は、問題が起きた神経と同じ側の眼にだけ影響を及ぼしますので、ほとんどの場合、どちらか片方の目に症状が集中して現れます。

●原因は?
 原因は大きく分けて2つに分けられます。
①神経系の異常
 交感神経が障害されることによって生じます。その原因としては中耳炎、首の外傷(チョークチェーンによる過剰な圧迫)などがあります。また、脳・脊髄の腫瘍や椎間板ヘルニアによって、神経が圧迫・障害されることでも生じることがあります。
②特発性
 ホルネル症候群では原因が特定できないことが多くあり、この場合特発性と呼ばれます。特発性の割合は全体の50%を占めるとも言われています。よく発生する犬種としては、ゴールデン・レトリーバーが知られています。

●検査方法
・フェニレフリンテスト
 症状が出ている側の目にフェニレフリン点眼を行い、どの程度の時間で瞳孔が広がるかを確認することで、大まかな神経の障害部位を調べることができます。
・CT検査・MRI検査
 神経が障害される原因となるような腫瘍や他の深刻な病気がないかを調べるため、脳、脊髄、胸、首などのCT検査・MRI検査を行います。

治療方法

 検査によってホルネル症候群の原因が特定されれば、その原因に応じた治療を行うことで、症状が改善されます。一方、特発性のホルネル症候群は、多くの場合、時間経過とともに回復しますが、元の状態に戻るまで半年近くかかる場合もあります。

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