よくある健康相談(犬・猫編)

よくある健康相談(犬・猫編)

発作(ひきつけ)

ご質問:「急に足を突っ張ったりバタバタさせたり…これって発作??」 「苦しそう!どうしたらいいの?」

 犬や猫も、人間と同じように”発作(ひきつけ)”を起こすことがあります。ある日突然、ある時急に起きるために飼い主様もパニックに陥ってしまうようです。
こういった発作には様々な原因がありますが、発作が起きてしまったらまずは飼い主様が落ち着いて、ペットの様子を観察してください。


発作時の対処法について

まさに発作が起きている時に出来ることは何でしょうか?

 残念ながら直接的に出来ることはありません。なるべく刺激しないで状態を安定させられるように工夫してください。
○部屋を薄暗くする = 光の刺激を最小限にします。
○静かにする = 音の刺激を最小限に出来ます。大声で名前を呼んだりしないで下さい。
○床に移動させる = 椅子の上などにいる時に、落下による骨折などを予防できます。
○様子を観察する(可能なら動画を撮影) = 発作は症状を見ることが診断の手がかりになりますので、後日の診察のために可能であればお願いします。

 よく「舌を噛まないように、タオルをくわえさせる」などが言われていますが、万が一舌を噛んでも命に関わるケースは非常に少ないとされています。もしすでに舌を噛んで出血しているなら、止血のためにタオルを噛ませることも必要ですが、出血していなければ無理にタオルを噛ませる必要はありません。
逆に飼い主様が咬まれてしまったり、窒息してしまう恐れがあるからです。

すぐに病院へ行った方がいいですか?

 発作が起きた時に、かかりつけの動物病院がまだ診察時間内であれば、すぐに電話をして指示を仰いで下さい。そして獣医師の指示に従いましょう。
 もし動物病院が閉まっている時間だったら、まず、発作の症状が何分くらい続いているかを確認してください。意識がなくバタバタとしているのが2~3分間で収まったら、その夜はそのまま様子を見て、次の日にかかりつけの動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

 5分以上意識がなくバタバタとして、発作が収まる気配がなければ、夜間救急の動物病院に連絡をしてから行きましょう。発作が5分以上収まらない場合には、抗てんかん薬などを血管から投与しなければなりません。なぜなら、発作によって呼吸がうまく出来ずに、脳が低酸素状態に陥ることがあるからです。
その場合には、自宅で処置出来ることはありません。


発作の原因

 発作とは、脳神経が異常な興奮をすることで起きる症状を指します。脳神経が異常な興奮をする原因には、大きく分けると2つあります。1つは脳の問題、もう1つは脳以外の問題です。
代表的な問題には、以下のようなものがあります。

 上記以外にも原因はあります。発作の症状が見られたら、まずは原因を探るためにまずは血液検査や超音波検査など一般的な検査を行います。なぜなら、原因によって治療法が異なる場合があるからです。
また必要な場合にはMRI検査で脳の断層像を確認します。それらに異常が見られなければ、「特発性てんかん」と診断されることになります。

治療について

 原因に関わらず、発作が継続的に起きるようであれば、発作を抑えるための抗てんかん薬を使用します。抗てんかん薬は、常に飲み続けることで、発作を引き起こす脳神経の異常興奮を抑えることが出来ます。

 ただし、発作が1回起きたからといって、絶対に抗てんかん薬を飲み始めなければいけないわけではありません。お薬を始める時期は、発作の頻度や状況によって変わってきます。
また、一言に発作と言っても、意識がなくなるような大きなものから、ヨダレが出るだけ、フラフラするだけ、様子が少しおかしくなるだけ、といったものまで様々なものがあります。

 実際に治療を始めるべきなのか、その症状は本当に発作なのかどうか、は獣医師と相談の上で考えていく必要があります。もしペットが発作のような症状を起こしたら、まずは動物病院にご相談下さい。


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