よくある健康相談(犬・猫編)

よくある健康相談(犬・猫編)

異物の誤飲誤食

ご質問:「うちの子が何か食べてしまいました!」

・散歩中に石を食べてしまった!
・室内に落ちていたボタンを飲み込んだ!
・人間の薬を飲み込んでしまった!

などなど、
 ペットたちも人間の子供と同じように、様々なものを口にくわえて遊んだりします。もちろん美味しい物であれば食べようとしますし、人間が「まさか!」と思うものを口にくわえて遊んでしまい、間違って飲み込んでしまうこともあります。今までに遭遇したことのある誤食としては、ホッカイロ、使用済みの湿布、人間の血圧を下げる薬、トウモロコシの芯、スポンジ、服のヒモ、カーペット、靴下、梅干しの種、石、縫い針、爪楊枝などがあります。


誤飲誤食による腸閉塞

 もし飲み込んだ物が胃の出口や腸管に詰まってしまった場合には、手術で摘出しなければなりません。そして飲み込んだ物の種類や時間経過によっては、命にかかわる重大な状況に陥ることもあります。尖った物を飲み込めば腸管を破ってしまいますし、腸管に詰まったまま長時間放置されると腸管が腐って(壊死)しまい、腸内細菌がお腹に漏れ出すために、かなり重大な腹膜炎を引き起こすのです。

 右の写真は、梅干しの種が腸管に詰まってしまい、腸管が一部壊死しているところです。このような場合には異物を取り出すだけでなく、壊死してしまった腸管も取り除く必要があります。
手術後は、縫い合わせた腸管がちぎれてしまわないか、また他の腸管部分がきちんと機能するかどうか、を確認するため1週間ほど点滴入院となります。


 右の写真は、ヒモ状のおもちゃを飲み込んでしまい、腸の全域がひきつってしまった例です。ヒモ状の異物は胃から腸全域までの広い範囲に伸びてしまい、胃腸の動きを障害するだけでなく、腸管を引き裂きます。
そのため、ヒモ状異物を飲み込んで腸管が広範囲で傷つけられた場合には、命を落とすこともあります。


内視鏡による処置

 形状や大きさにもよりますが、内視鏡の先端に鉗子を取り付けて異物を摘出することができます。開腹手術と比べ動物の体への負担を最小限に抑えることができますので、まずは内視鏡で異物の状態を確認する場合が多いです。

 もし、異物を飲み込んだことが確実である場合、もしくは嘔吐を繰り返していて各種検査で腸閉塞が疑われる場合には、なるべく早く動物病院へご相談ください。


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