よくある健康相談(犬・猫編)

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椎間板ヘルニア

ご質問:「後ろ足が急に立てなくなった!」「触るとどこか痛そうにします。」

○腰のあたりを触っただけで怒って咬みつこうとしてきた
○ほんの少しの段差も嫌がって歩こうとしない
○フラフラと歩く
○後ろ足をズリズリと引きずる
○立てない

 こんな症状がある日突然でたら、それは腰の「椎間板ヘルニア」の可能性があります。腰の椎間板ヘルニアの場合、ゆっくりと症状が出ることは珍しく、ある日突然、さっきまで元気だったのに急に症状が出ることがほとんどです。


椎間板ヘルニアってどんな病気?

 私たち哺乳類の背骨は1本のまっすぐな骨ではなく、1つ1つバラバラの小さな骨が靭帯や筋肉でつなぎ合わされています。そのため背中はなめらかに動くことが出来るのです。そのバラバラの小さな骨(下図の「椎体」)がなめらかに動くために、骨と骨の間にはクッション材として椎間板というものが挟まっています。

 このクッション材である椎間板が、硬く変化してしまったり、大きな力が加わって潰れてしまったりして上側に出っ張ると、そこにある脊髄が圧迫されるために、痛みや麻痺という症状が出ます。これを椎間板ヘルニアと呼びます。

椎間板ヘルニアの治療について

 治療には、薬を飲む内科療法と、飛び出した椎間板物質を取り除く外科療法があります。ワンちゃんの症状や経過などによっては、外科療法を選択した方が治癒する可能性が高い場合があります。

 以下の表は、椎間板ヘルニアの重症度分類(グレード分類)と、歩行の改善率を示したものです。

椎間板ヘルニアを防ぐには

 椎間板ヘルニアを発症してしまう可能性が高いとされているのは、以下の4つです。

①軟骨の形成異常犬種(ダックスフント、コーギー、シーズー、ペキニーズ、コッカースパニエルなど)
②老齢犬
③肥満
④過剰な負担がかかる(事故や落下、瞬発的な強い力)

 この中で①と②は予防できませんし、飼い主様がなんとか出来るものではありません。しかし③と④に関しては注意することができます。特にダックスフントなどの、椎間板ヘルニアになりやすい犬種では太らせないように注意することで、発症する危険性を低くすることができます。

 椎間板ヘルニアは、ダックスフント以外の犬種であっても発症する病気です。高い場所からの飛び降り・飛び乗りや、滑るフローリングで走ることは、腰に大きな負担をかけてしまいますので、なるべくさせないようにして発症を予防していきましょう。


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