よくある健康相談(犬・猫編)

よくある健康相談(犬・猫編)

猫の爪切りについて

ご質問:「うちの猫の爪が、伸びすぎて切れない!」「爪が肉球に刺さってる!」けど大丈夫?

 室内で飼われている猫も、爪とぎなどで自分の爪を研いではいますが、猫の爪は研いでも短くなるわけではありません。定期的に飼い主さんが切ってあげなければなりませんが、なかなか暴れて切らせてくれず、「気付いたら爪が伸びすぎて肉球に刺さっていた」と病院にいらっしゃるケースも多くみられます。
今回は、出たり入ったりする猫の不思議な爪について、対処法を解説いたします。


猫の手の仕組み

① 猫の爪
 猫の爪は、尖端に向かって伸びていくだけでなく、木の年輪のように外側に向かっても伸びていきます。
猫が爪を研ぐと、この年輪のように伸びていった爪の外側がポロっと剥がれます。
猫たちは、この古い外側の爪を剥がすために爪を研いでいるのです。

猫の手
 猫の肉球部分は、人の手のひらに相当します。細い骨がそれぞれ靭帯などでつなぎ合わされて、なめらかな動きが可能になっています。それぞれをつなぎ合わせている腱が伸びると、爪がグっと出てくる仕組みになっています。
 人が加齢とともに膝や足首の関節が硬くなるように、猫も加齢とともに関節が硬くなります。もちろん、この手(指)の関節も同様に硬くなり、加齢とともにうまく爪が出せず、若い頃のようにバリバリと爪とぎが上手に出来なくなってしまいます。

③ 伸びすぎて、爪が肉球に刺さる!
 高齢の猫では、爪とぎがきちんと出来ず、爪の外側がとれないまま伸びてしまって、とうとう肉球に刺さってしまうことがよくあります。爪とぎでバリバリしているように見えて、実は爪が飛び出しておらず、外側の古い爪がはがれないまま爪が伸びると…。このように肉球に刺さります。
 こうなれば当然痛いですし、化膿してパンパンに腫れてびっこを引く、という事態にもなります。このような状態になる前に、定期的に爪を切ってあげましょう。


猫の爪の切り方

 通常の爪であれば、ペット用の爪切りで切ることができます。しかし、爪の古い外側が剥がれずに幅広くなった爪は、肉球との間に隙間がないために、通常のペット用爪切りでは切ることが出来ません。
その場合にお勧めなのは、人間用の爪切りです。

 青矢印の方向から人間用の爪切りをすべり込ませて、赤い線の部分だけをパチリと切ります。コツは、爪全体を一気に切ろうとせず、赤い線の部分だけに切り込みを入れる感覚で切ることです。爪全体をはさみ込んで一気に切ろうとすると、爪の中のお肉部分が挟まれて、痛いからです。
赤い線の部分だけを切れば、残りは切らなくてもはがれて取れます。

 でも、もしすでに爪が肉球に刺さっていたら、化膿する恐れがありますから、必ず動物病院を受診しましょう。また、爪を切ろうとして猫が暴れてしまう場合にも、飼い主さんがケガをする前に、動物病院やトリミングサロンで切ってもらいましょう。


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