仔猫でよくある症状②「下痢」

 人の赤ちゃんと同様に、猫の赤ちゃんもまだ免疫力が完璧ではありません。様々な細菌やウィルスに接触することによって症状が出た場合に、その症状によって食欲が落ちたり脱水になってしまって命に関わる状態になることもあります。

~仔猫の”下痢”~

①寄生虫や細菌の感染による下痢

 仔猫でよく見られる感染性の下痢には、寄生虫や細菌によるものがあります。回虫、コクシジウム、条虫、キャンピロバクターなどがよく見られます。糞便検査によってこれらを確認できたら、寄生虫であれば駆虫薬を、細菌であれば抗生物質を使用して治療をします。原因に対して治療をしなければ、整腸剤などだけでは治癒することは難しいでしょう。

②ウィルスの感染による下痢

 仔猫で下痢を引き起こすウィルスには、コロナウィルスやパルボウィルスなどがあります。このうちパルボウィルスは非常に感染力が強く、仔猫の腸の粘膜を破壊してしまいます。それによって栄養不良、脱水、免疫機能異常などが引き起こされ、死亡してしまう可能性の高いウィルスです。
 血液検査や糞便検査でウィルス感染が疑われたら、ウィルスに対する治療だけでなく、点滴や抗生物質や様々な免疫を上げるための薬を投与する必要があります。場合によっては輸血を必要とすることもあります。

③非感染性

 仔猫の腸は、腸内細菌のバランスもまだ不安定な状態にあります。そのため、食べる物が急に変わったり、気温が低下して体が冷えてしまったりすると下痢をします。糞便検査などで、寄生虫やウィルスの感染ではないことが確認されたら、腸内を整える治療を徹底しておこないます。
 まず、消化の良い食事に変更します。これは市販の仔猫用キャットフードではなく、なるべく動物病院で処方されるものにした方が良いでしょう。なぜなら、仔猫に必要なたんぱく質について消化性を高めており、余計な油分などは使用していないため、下痢になりにくく栄養を効率的に摂取できるからです。そして腸内環境を整えるための薬を飲ませ、腸内の安定化につとめます。

 たかが下痢ですが、仔猫の場合には命取りとなる場合も少なくありません。とくに水分が多量に失われるような水様性下痢の場合には、脱水だけでなく栄養吸収が出来ないことによる低血糖症などによって命を落とす場合もあります。

仔猫の下痢は、お早めにご相談下さい!

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